はい。アニーです。
今回はブラック企業のOJTについて解説していきます。
ブラック企業というものは入ってみないと分からないもの。
こんな悩みを抱えていませんでしょうか。
『新卒で入社したもののこの会社は本当に大丈夫なのか?』
『ネットやSNSではホワイト企業だと知っているが本当にホワイト企業なの?』
『転職エージェントには大丈夫と言われたが不安。』
ブラック企業を完全になくすことは難しく、隠れブラック企業も存在します。
そこで今回はOJT(オンザジョブトレーニング)から分かるブラック企業の特徴と、
ブラック企業だった場合の解決策について完全解説していきます。
それでは、いきましょう!
【OJT】On the Job Training (オンザジョブトレーニング)
職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けさせる教育方法のこと。
この記事は医療系国家資格を取得したがブラック企業を3年で4社経験。
働き方について10年間勉強し、コンサルティング会社に転職後、これまでに100社以上の医院や企業の経営に携わった医療専門コンサルタントである私が解説するものとなっています。
【この記事で分かること】
- OJT(試用期間中)にブラック企業だと分かる
- ブラック企業のOJTの具体的内容
- ブラック企業OJTに当たってしまったときの解決策
【結論】危険度別ブラック企業OJTの特徴6選
ブラック企業の場合、新人を育てることよりも今現在の仕事量で人手が足りない、目先の利益を優先する傾向が強いです。
当たり前ですが新入社員を大切にしない企業は人の成長はしないです。
社員を切り捨てるために雇っているのです。
要するに社員は道具と思っているのです。
大企業だと人気があるので人はいくらでもきますが、中小企業でそれをやっていては将来は暗いでしょう。
以下の6つポイントが見受けられた場合、ブラック企業の可能性があります。
危険度で表していますので参考にしてみてください。
ブラック企業のOJTが危険である具体的な理由
では、なぜこの6点が注意しなければならないのかを解説していきます。
それぞれに危険度を振り分けた理由もわかるかと思います。
【危険度★★★】OJTの時点ですでに長時間労働
OJTはほとんどの場合は試用期間だと思って大丈夫です。
試用期間はまだ、使用者(社長など)が社員を解雇することができる期間です。
いわばお試し期間。
そんなお試し期間に長時間労働である場合は、ほぼ確実に年数が経つにつれて今以上の長時間労働を強いられるでしょう。
新人1年目で会社に泊まっていた、徹夜残業、などザラにある話しです。
【危険度★★★】セクハラ、パワハラ、モラハラがある。もしくはその傾向がある
新人といえど、ひとりの人間です。
初対面の人に対して、OJTの上司か先輩かは知りませんが、見ず知らずの人からセクハラ、パワハラ、モラハラは一発アウトです。
【危険度★★★】業務内容が適切でない(多すぎる)
業務内容が多すぎる場合はかなり危険です。
いきなり難しい業務をやらされたり、OJT期間中に新しい人が入ってきて教育担当に任命されるなど。
危険なのは会社の業績でしょう。
人が足りない場合が多く、将来的に存在している可能性が低い会社になります。
また、人が足りない原因も考えられるでしょう。(職場にヤバい人がいるなど)
【危険度★★】仕事の指示が適当
仕事の指示が適当な場合、教える側の業務量がキャパオーバーの可能性が高いです。
よって1年後、2年後、3年後、あなたも同じようにキャパオーバーになる業務量を抱えることになるでしょう。
【危険度★★】OJTで失敗したら怒られる(キレられる)
パワハラの場合と似ていますが、こちらは会社内の風潮である可能性が高いです。
『失敗=悪=怒る』という文化が会社内に根づいています。
そのような会社は失敗しないことにばかり注目してしまい、成長できない環境になるでしょう。
※ちなみに『指導』という名目でキレる人もいます。なにをはき違えているのか注意が必要です。
【危険度★】適切な報酬や評価が得られない
基本的に試用期間中は報酬も最低額、評価も最低です。
しかし、時給計算をしたときに最低賃金を下回っているなどは完全に違法労働です。
試用期間が終わった後に報酬も評価も上がらない可能性は高いでしょう。
豆知識として。
試用期間の終了後に賃金をアップする企業が多くあります。(大体1万円が相場)
このシステムの裏側は試用期間という名の3~6か月に賃金をアップさせれば国から助成金を受け取れる制度を企業が行っているからです。
例えば求人に20万円と書いてあり、試用期間中は19万円の場合、
従業員が給与20万円になった瞬間、その会社に助成金として60万円ほど入ってくるのです。
要するに、会社はこの60万円を手に入れるためにわざと試用期間という名目で給与賃金を下げて働かせているわけです。
会社独自の変なシステムなどがあれば疑った方がいいでしょう。
会社にメリットがないとわざわざそのようなはシステムは作りませんから。
OJTがブラックだったときの解決策
以下の対象方法についてはOJT終了からでも使えるので覚えておくことをオススメします。
大抵OJTの時点でおかしい場合は、ブラック企業ですのでさっさと見切りをつけてもいいかもしれません。
もちろんブラック企業だからといって皆さんがやりたかった仕事だった場合もあるかもしれません。
しかし、皆さんがブラック企業についての知識があるだけで何時でも逃げる準備をしていただきたいのです。
正常な判断がつかなくなったり、身体に異常が出てきてからでは手遅れになってしまいます!現に筆者もそのような人を数々目の当たりにしてきました!
長時間労働だったときの対処法
事前に上司に相談し、効率的な仕事の進め方や労働時間の調整を提案することが重要ですが大抵の場合は会社そのものの風習が多いです。
危険度が高く、『転職する』か『受け入れるか』の2択になってしまうでしょう。
また、家族や友人に相談することや、労働基準監督署、労働弁護士に相談することで精神的な支えを受けることも大切です。
受け入れられず転職を考えている場合はこちらも記事を参考にしてみてください!
セクハラ、パワハラ、モラハラを受けたときの対処法
セクハラ、パワハラ、モラハラの場合は完全にアウトです。
労働基準法に基づき、上司や人事部門に相談することが必要です。
労働基準監督署、労働組合や弁護士に相談することを検討しましょう。
セクハラ、パワハラ、モラハラに限界の時はぜひ、こちらも記事を参考にしてみてください!
業務量が多すぎるときの対処法
先輩社員や上司に相談して、適切な業務内容に変更してもらうことが解決策です。
場合によっては社長に直接相談するべきでしょう。
OJT期間中では、まだ変更修正ができる可能性があります。
仕事の指示が適当だったときの対処法
大抵の場合、上司に意欲的でないと判断されていることが多いです。
自分から積極的に質問をすることで、より適切な指示を得るよう努めることが重要です。
また、自分で課題を見つけ、解決策を考えることで、自己成長を促進することができるでしょう。
このような食い違いは自分の適職が判断できる機会です。間違った仕事を選んでしまうと頑張っていても成果はでないでしょう。
逆に適職であれば頑張っていなくても成果や評価されるのです!
自分の適職が知りたい場合はぜひ、こちらの記事を参考にしてください!
失敗したらキレられるときの対処法
大抵の場合、ミスを恐れずに反省や学習の意識を持ち、上司や先輩に相談して教えてもらうことが大切です。
しかし、ブラック企業となると理不尽な場合が多いでしょう。
この場合もOJT期間中であれば、上司や教育担当者の変更ができる可能性があります。
適切な報酬や評価が得られないときの対処法
自分の業績や成果を上司にアピールすることで、評価を得るように心掛け、適正な報酬を要求することをしてみましょう。
しかし、大概の企業で多い返答は『1年目で給料分の働きをしていないじゃないか』です。
充分に働きをしていると感じていてもこのような言葉を浴びせてくる経営者はホントに多い。
この時に自社の魅力を話してこない会社はいつまで経っても適切な報酬や評価は上がらないと思った方がよいでしょう。
今は報酬や評価が上がっていないが、『2年後3年後、○○だからキミには期待している』ことや、『○○なスキルを付けるための準備期間』など、将来に向けてポジティブに捉えている経営者はどんどん成長していくでしょう。
【まとめ】
まとめると…
- OJTで長時間労働だったときは『転職する』か『受け入れるか』の2択
- セクハラ、パワハラ、モラハラの場合は完全にアウト
- 多すぎ業務量は上司に相談
- 仕事の指示が適当だったときは適職判断のチャンス!
- 失敗でキレられたら変更を申し出よう!
- 適切な報酬や評価が得られなければ会社の考え方が見える。
総じて言えることはどんな状態でも自分の成長や将来のことを考えて行動を起こしてみることです!何もしなければ何も変わらないのです!
以上です。
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